「病のない未来」 アイデアピッチコンテスト2019 日本の学生の皆さんを、未来のイノベーターとして
支援し奨励します。

「病のない未来」とはどんな世界でしょうか?
その実現に向けてやってみたいことを3分間でプレゼンテーションしてください。
正解や模範解答はありません。自由な発想と表現で、皆さんのアイデアをお寄せください!

2019年9月27日(金)
赤坂インターシティにて第1回本選が実施されました。

ジョンソン・エンド・ジョンソングループの医薬品部門であるヤンセンファーマ株式会社(以下ヤンセン)は、日本の大学生・大学院生の皆さんを対象に、東京大学センター・オブ・イノベーション 自分で守る健康社会拠点、東京理科大学、早稲田大学 WASEDA-EDGE人材育成プログラムとの共催で、「病のない未来」を実現するための新しいアイデアをプレゼンするピッチコンテストの初回大会を実施しました。

「病のない未来」
ピッチコンテスト2019 の概要

応募対象

  • 年齢18 歳以上の、日本で学ぶ大学生・大学院生(学部・年齢・国籍は問いません)
  • 9月27日に都内で実施する「病のない未来」アイデアコンテストの本選に出席可能な方。

芸術、科学、医学、工学、建築、教育、スポーツ、哲学、IT、デザイン、コミュニケーション、経済、政治など、あらゆる分野の多様性に富んだアイデアを募集します。疾患の予防・撲滅・治療、医療制度の革新、健康意識の向上、新たな社会基盤の確立など、自由に思い描いてください。従来の考え方や実現可能性にとらわれず、夢や希望にあふれたアイデアを募集。

予選9/10(火) 10:00am〆切

アイデアをプレゼンテーションする動画(最長3分)をWEBサイトから投稿してご応募ください。

本選9/27(金)

「病のない未来」アイデアコンテスト
予選を通過した10組/人の皆さんに実際に会場でプレゼンテーションしていただき、優秀賞2アイデアを選出。
日時:2019年9月27日(金)10:45~15:00
会場:赤坂インターシティコンファレンス「the Amphitheater」

予選・本選とも、応募者が所属している大学名や専攻を審査前に開示しないことによって、バイアスの無いより公平な審査を実施します。

優秀賞2名は米国ジョンソン・エンド・ジョンソンの
インキュベーションラボ「JLABS」
2週間の見学ツアーにご招待します

*ツアー実施時期は受賞者と相談の上決定されます

*チームで受賞の場合はチームの代表者各1名、計2名をご招待します

プログラム継承略

10:45〜10:50
開会挨拶
斉藤卓也 文部科学省科学技術・学術政策局産業連携・地域支援課課長
10:50〜11:10
講演①
大隅良典 東京工業大学 科学技術創生研究院特任教授・栄誉教授
11:10〜11:30
講演②
南谷真鈴 早稲田大学 政治経済学部
11:30〜11:50
講演③
向井千秋 東京理科大学 特任副学長
11:50〜12:40
昼食/ネットワーキング
12:40〜14:00
ピッチコンテスト本選 各組3分間プレゼンテーション+Q&A
14:00〜14:30
審査
各大学、ヤンセンファーマのイノベーション活動について
クリス・フウリガン ヤンセンファーマ株式会社 代表取締役社長
東條英明 東京大学 産学協創推進本部 イノベーション推進部 ディレクター
本間芳和 東京理科大学 研究戦略・産学連携センター 副センター長
朝日透  早稲田大学 理工学術院 教授
14:30〜14:50
審査発表/表彰式
14:50〜15:00
閉会挨拶
白木澤佳子 国立研究開発法人科学技術振興機構 理事

本選当日の模様(2019年9月27日)

来賓の先生方の講演でスタート

発表に先立ち、文部科学省産業連携地域支援課長、斉藤卓也氏の開会のことばで幕を開けました。続いて、審査員を務める大隅良典氏、南谷真鈴氏、向井千秋氏による講演が行われました。ノーベル賞受賞につながった基礎科学研究、チャレンジ精神で叶えた探検家グランドスラムの達成、宇宙開発の技術による人類への貢献と、それぞれにめざましい功績を挙げた方々の経験・体験に裏打ちされた重みのある言葉に、コンテスト参加者を含めた聴衆の皆さんは熱心に聴き入っていました。

講演に聴き入る参加学生
  • 斉藤卓也氏
    斉藤卓也氏
  • 大隅良典氏
    大隅良典氏
  • 南谷真鈴氏
    南谷真鈴氏
  • 向井千秋氏
    向井千秋氏

厳しい予選を通過した10チームが
独創的なアイディアをプレゼン!

休憩を挟んだ後は、いよいよ学生達による「病のない未来」を実現するためのアイディアピッチが行われました。
新しい医療用ディバイスな機器の開発、エピゲノムを利用した診断技術、様々な疾病予防システム、はたまた社会の変革まで、日本だけでなく、世界の未来を変革するような独創的なアイディアが次々に飛び出しました。
明日からでも実行できるアイディア、未来の夢に溢れるアイディアをプレゼンする学生達は熱意に溢れ、審査員だけでなく、コンテスト閲覧者も身を乗り出して聴き入っていました。また、それぞれのプレゼンテーションの後には、審査員から鋭く厳しいながらも優しさに溢れた質問やコメントが繰り出されました。

審査結果発表:評価を分けたのは
「病のない未来」を願う強い意思!

10チームが発表を終え、厳正な審査が行われた結果、優秀賞2組が決定。ヤンセンファーマ株式会社のクリス・フウリガン代表取締役社長より発表されました。

フウリガン社長
審査結果を発表するフウリガン社長
右2人がMore-ingチーム、左4人がカオイロプロジェクトチーム

優秀賞1組目は、モリンガネットワーク”More-ing”。
「すごく緊張していましたが、受賞できて嬉しいです。このアイデアは多くの方々のおかげで完成しました。私自身いろいろな人に支えられてきたので、これからは人を幸せにできるような人生を送りたいです」

優秀賞2組目は、”カオイロ”プロジェクト。
「このプロジェクトには、私も含め、身内や友人をうつ病で亡くした人が参加しています。だからこそ、できるだけ多くの人を救いたいという強い思いがあります」

白木澤佳子氏
白木澤佳子氏
休憩中のネットワーキングの様子

「病のない未来」という人類共通の願いを実現することをめざし、夢を語りアイデアを競ったコンテストは、科学技術振興機構(JST)理事、白木澤佳子氏の閉会のことばで幕を下ろしました。5年後、10年後に、今回寄せられたアイデアのいくつかが形になり、より多くの人々が健康に暮らせる社会へと前進していることが期待されます。 次回はどんな革新的なアイディアや人材が飛び出すでしょうか。

審査員の先生方のコメント

「それぞれのアイデアが面白く、人を助けたいという熱意が素晴らしいと感じました。自分が熱意を持って切り拓くという思いがあれば、周りにいる人たちを総動員できると思います。ぜひその熱意を忘れずに未来を切り拓いてください」(向井千秋氏)

「皆さんとても輝いていました。自分の目標をしっかり設計していて、それが世界の多くの人々によいインパクトを与えるものであることに、同じ大学生としてインスパイアされました。研究をさらに深めながら、自分の原動力となるパッション、その元となるミッションやパーパスを育み、今後も輝き続けてください」(南谷真鈴氏)

「各チームとも発表時間をきっちり守り、課題設定も大きく、素晴らしかったです。審査ではかなり意見が割れました。審査員は神ではないので、今回の審査結果が絶対ではありません。選にもれたチームも自信をもって自分たちの道をしっかり進んでください」(鄭雄一氏)

「まず、応募いただいたチーム全員に『おめでとう』と申し上げます。このコンテストに敗者は似合いません。皆さんが社会の課題を解決しようと真剣に発表されたことに、心から感謝します。審査結果を分けたのは、ほんとうにそのアイデアを実現したいという思いが伝わったかどうかだと思います。10年後、皆さんがどこで何をしているか、とても楽しみにしています」(宮田満氏)

「病のない未来」ピッチコンテストの最優秀者2名は、優秀賞2名は米国ジョンソン・エンド・ジョンソンのインキュベーションラボ「JLABS」の2週間の見学ツアーに招待されます。

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JLABSは、ライフサイエンス領域におけるインキュベーター向け施設のネットワークであり、人びとがより健康な毎日を送るためのソリューションの提供に取り組んでいるイノベーターが集まるラボです。JLABSツアーでは、施設の見学、Resident companiesとの面会、ラボ運営者との面談、ネットワーキングイベントへの参加など、さまざまな活動に参加することができます。

*通訳・コーディネーターは同行いたしません。JLABSではすべて英語でのコミュニケーションとなります。

ヤンセンは、「病のない未来」アイデアコンテストを通じて、ライフサイエンス領域におけるキャリアに関心を持つ学生の皆さんが、日本そして世界の健康に貢献することを支援し奨励します。

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